ダニ駆除の方法、大量発生させない方法



ダニの基礎知識

 

 

家の中の嫌われ者「ダニ」ですが、ダニは、節足動物門クモ綱ダニ目に属している動物の総称で、体長1mm以下のものが多い小型の生物です。全世界では約2万種もいると言われており、形態、生態ともに多様性に富んでします。それだけにやっかいなのですが、研究はあまり進んでいないのです。

 

小型のものが多いのですが、マダニ類では吸血時に体長が1cm以上に肥大するものもいます。ただし、ほとんどのものは1mm以下の非常に小さいものが多くなっています。

 

ダニは頭、胸、腹が一体になった胴体部で、胴体部の前方に口器となる顎体部が付属しています。

 

屋内に生息する種類は屋内塵性ダニ類と総称されており、アレルギーの原因となるのは特にヒョウヒダニです。ヒョウヒダニ以外には、コナダニ類・ツメダニ類がいて、これらが7~9割を占めます。

 

ヒョウヒダニは、ほぼ1年中見られるダニで、じゅうたん、家具等に多く発生します。大発生した際は、死骸、糞がアレルギー性疾患の原因(アレルゲン)となります。高温多湿(温度20~30℃、湿度60~80%)を好み、餌は、ほこり、人のフケ、アカ、その他有機物等です。

 

フケ・アカ・汗が1gあれば、何と約300匹のダニが生息できるそうです。つまり、ちょっとした油断から大量発生するわけです。ちなみにマダニは大型のダニですが、これは屋外にいます。